観光帆曳船
観光帆曳船 |
土浦市は『七福神丸』と『水郷丸Ⅱ』の2隻の帆曳船を所有しています。 |
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運航日・見学方法 |
【運航日】
【見学方法】土浦港からの遊覧船にご乗船下さい。 ★ホワイトアイリス号 13:30便 ★ジェットホイルつくば号 13:25便 ※遊覧船のりば…茨城県土浦市川口二丁目(土浦市川口グランド付近)
【合同操業情報】(予定) ・7月15日(日)…あゆみ祭り(かすみがうら市歩崎沖) : 4艘 |
霞ヶ浦
霞ヶ浦は、わが国第二の淡水湖です。古くは海の入り江でしたが、利根川の土砂堆積によって入口が塞がれて出来た海跡湖です。ワカサギ、シラウオ、コイ、フナ、ウナギなど淡水魚類が数多く生息し魚類の宝庫といわれ、休日の湖岸には多くの釣り人が訪れます。また、この湖には、約150種類もの野鳥が四季を通じて飛来し、興味のつきない自然観察の宝庫にもなっています。近年は、ヨットを楽しむ若者のメッカとしても知られ、休日ともなると、純白やカラフルな三角帆が、湖面に転々と散ってセーリングを楽しんでいます。霞ヶ浦の自然を満喫したい方には、遊覧船が運航していますので、ぜひ一度、湖上遊覧をお楽しみください。
「帆曳船」とは?
霞ヶ浦の風物詩である「帆曳船」は、1880年(明治13年)に出島村(現かすみがうら市)の折本良平氏によって考案されたものといわれています。
はじめは、湖の上層を曳きシラウオをとるものでしたが、中層部を泳ぐワカサギ用に改良され、更に深いところまで曳くことができるようになりました。
1965年頃(昭和40年頃)にトロール船に取って代わられ、間もなく姿を消しましたが、霞ヶ浦漁業の歴史を知る上で極めて重要な文化的遺産であることから、「観光帆曳船」として復活しました。
帆曳き漁
霞ヶ浦の帆曳き漁は明治18年(一説では13年)に出島村(現:かすみがうら市)の折本良平が考案したものだといわれています。船を横に使い、風をはらんだ大きな帆との微妙なバランスが、観る人にすばらしい機能美を感じさせてくれます。はじめは、湖の上層を曳きシラウオをとるものでしたが改良され、ワカサギ用にもっと深いところを曳くようになりました。しかし、昭和40年頃にトロール漁業が解禁になると、急速に姿を消し、現在は観光用のみ残されています。
帆曳船に使う帆柱や帆桁はいずれも竹を使います。秋になって竹が水を吸い上げなくなってから切り出し、翌年まで枯らした竹を使うと軽くて丈夫な帆柱ができるわけです。沖に出て網を下ろし、帆柱を立て、帆を引き上げますが、風の強さに応じて帆を調整します。
風が強すぎると転覆の危険があるし、風がなくては逆に身動きがとれません。帆曳船には、自然に対する人の手の技と知恵の極地を伺うところができます。
ところで、帆曳き漁は大きくいうと打瀬(うたせ)という海の漁の一種です。この漁は、江戸時代の中期から始まり、動力が漁船に利用されるまで行なわれたものです。船を横に、風や湖の流れを利用して動かし、網を曳くものです。横に曳くのは網の口を広げるためです。現在では見ることのできなくなったこの漁法を、霞ヶ浦では今も保存しているのです。
「帆曳き網漁」とは?
霞ヶ浦の沖に出て、網を下ろし、帆柱(竹製)を立て、巨大な帆(巾16m、高さ9m、たたみ90畳分)を引き上げ、風の強さに応じて帆を調整しながら進みます。そのため、風が強すぎては転覆の危険があり、風がなくては身動きをとれないというような、霞ヶ浦の自然の摂理にかなう漁法でした。帆曳き漁とは、打瀬(うたせ)という海の漁の一種であり、江戸時代中期から始まり、動力が漁船に使われるまで行われたもので、「凧」の原理を応用し船を横に流して漁を行う、世界唯一の漁法です。
お問い合わせ先
◆ 土浦市観光案内所 TEL 029-821-4166
◆ 土浦市観光協会 TEL 029-824-2810